嫌な体験を書き出すと、一瞬ストレス上がるけどその後は書く前より楽になるよの話。
こう見えて、私は病院の心理士です。
あまり馴染みのない職業かと思いますが、仕事内容はとてもシンプル。
患者さんのお話を聴くことと、カルテ入力と、電話対応。以上。
とは言え、私は特殊なこともやっているので、就職してすぐはひたすら患者さん向け資料を作りまくっていました。
そんなお仕事です。
仕事に就けるだけで恵まれていると言えるほどまだまだ厳しい心理職ですが、やりたいようにやれてとても感謝しています。
が。
最近、3年目にして初めて『辞める』という言葉を口にしました。
これはくろまるに吐き出します笑。
今日書きたいことはですね、タイトル通りです。
私が昔お手伝いさせていただいた研究のテーマに、『筆記療法』というものを扱ったことがありました。
これは文字通り、トラウマ体験を書き出して楽になるセラピーです。
主にPTSDや重病患者さんのカウンセリングに取り入れられています。
- 作者: ジェームズ・W.ペネベーカー,James W. Pennebaker,獅々見照,獅々見元太郎
- 出版社/メーカー: 二瓶社
- 発売日: 2007/06
- メディア: 単行本
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この本は書きこみ式のワークブックなので、とても使いやすいですよ。
でね、その時実施させていただいた実験では、タイトル通りの結果が出たんです。
書き出してもらった直後にストレスが高まった人が多く、でも数日後にもう一度調べると、書き出しをやる前よりストレスは下がった人が大半でした。
それがまさに、今の自分にも起こっています。
もともと私はノートに愚痴を吐いたり、はたまた逆に叶えたいこととか、何でもノートに書くのが好きでした。
でも今回ブログに暗い過去を書いてみようと思ったのは、すでに客観的に眺められる位、受け入れられているなーと思ったから。
実際やってみたところ、書いた直後予想外にズドーンと落ちて、でも今日はとても晴れ晴れとしています笑。
思い出して書くことで、一時的に暗い気持ちも再体験しているからなんですね。
でも過去ももっと肯定できたので、書いて良かったと思います。
(毒吐きブログをお読みいただいた方が中てられていないかは心配ですが…苦笑)
またここで改めて書きますが、私が結婚式をやりたい理由として、今までの人生の清算になると思ったからというのがひとつあるのです。
どうせ準備に頭を悩ませるなら、思いっきり内に溜めこんだ暗い感情も吐き出して晴れ舞台を迎えたいなと。
今まであまり人には話せなかったのでね。
私の暗い過去はまだまだ尽きないですが笑、今はそれもこれも、心理士という仕事の肥やしとして良い経験をさせてもらったなぁと思ってます。
というわけで、ノートやブログに何でも書いてみるのは本当におすすめです。